「中核症状」とは、たった今したことを忘れてしまったり、自分が今どこにいるのかわからず、道に迷うといった認知症の中心的な症状です。
「中核症状」に対しては症状の進行を抑制する薬剤があり、外来での治療を主におこないます。
「周辺症状」とは、このような中核症状に加えて生じる、不安や抑うつ、妄想などの「精神症状」や、徘徊、暴力、暴言などの「異常行動」を指し、本人はもとより、ご家族の精神的負担も大きく、迅速な対応が必要となります。
このような「周辺症状」は向精神薬によってある程度症状を軽くすることができます。症状によっては入院の上、お薬の調整を行い、症状の安定を図ります。
認知症の著しい周辺症状(興奮、徘徊、幻覚、暴力、拒食、昼夜逆転など)のため、在宅・施設での介護が困難になった場合、症状が落ち着くまでの間の入院をお受けしております。治療はそのような周辺症状を和らげるため、薬物療法を中心におこなっています。
3階病棟フロアを認知症の患者様専用にすることで、認知症の患者様が安心して過ごすことのできるスペースを確保いたしました。
認知症患者様の利用するエリアは、安全面を考慮したソフトな床材を使用しております。
院内感染予防の徹底及び、患者様・ご家族様のお手間の軽減を目的として、CSセット(ケア・サポートセット)を導入いたしました。入院時に必要となる病衣やタオル、消耗品類の持込が不要となり、常に清潔で安心なものを必要なだけお使いいただくことができます。
※別途契約が必要となります。入院時に詳しいご案内をいたします。
※CSセットについての詳細はこちらをご覧ください。
ご家族や介護をされている方が患者様の対応に苦慮されている時、お気軽にご相談ください。
随時見学もお受けしております。まずはお問い合わせください。
お問い合わせ
地域連携室(082)510-1455(直通)